ウェイ・ダイ(Wei Dai)
ビットコインのホワイトペーパーが参照した提案の一つ「b-money」と、暗号ライブラリ Crypto++ を生んだサイファーパンク。
1998年、ウェイ・ダイはサイファーパンクのメーリングリストに短い論考を投稿し、b-money を提案した。計算作業によって貨幣が生成され、参加者自身が台帳を保持する、匿名の分散型電子マネーである。実装されることはなかったが、その発想は10年後に再び現れる。2008年の Bitcoin ホワイトペーパーは、b-money を最初の参考文献に挙げている。
ダイは C++ の暗号ライブラリ Crypto++ も書いた。1990年代から数えきれないほどの製品に組み込まれてきた。Ethereum の ether の最小単位は彼にちなんで「wei」と呼ばれる。通貨の単位に自分の名が残った人は、そう多くない。