ウィークビット
ビットをわざと不安定な磁化で書き込み、読むたびに値が変わるようにしたコピープロテクト。そのままコピーすることは不可能だった。
ファジービットとも呼ばれる。保護されたフロッピーは、磁束の反転がはっきりしない領域をあえて書き込み、ドライブのデータセパレーターが読むたびにランダムな値を返すようにした。オリジナルのプログラムは、その領域の読み出し結果が回ごとに食い違うことを確認する。一度読んで固定パターンを書き出すビット単位のコピー機では、毎回同じ値で読める領域になってしまい、チェックに失敗する。
これは1980年代にゲームをハードウェアのコピー機なしでは複製しにくくした、数あるディスク上のトリック(追加トラック、意図的な不良セクター、非標準のセクターサイズなど)の一つである。自己クロック方式の読み出し経路を逆手にとっている。