データセパレータ
MFMやRLLのビット列からクロックを復元し、あるウィンドウ内の磁束反転がクロックビットなのかデータビットなのかを判定する回路。
ディスクが記録するのは磁束の反転だけで、クロック線は別に付いてこない。データセパレータ(通常は位相同期回路、PLL)は、ストリーム自身のリズムに同期し、ウィンドウごとにそこにある反転がクロックかデータかを判断する。FM、MFM、RLLの工夫はすべて、予測可能なクロック反転の間にデータ反転を詰め込むことにあり、セパレータは回転速度のばらつきやビットシフトがあっても拍を保たなければならない。
初期のコントローラーは、摩耗したディスクでは壊れやすいアナログのワンショット回路を使っていた。のちのチップはデジタルPLLへ移った。WD1772やNECのμPD765のようなフロッピーコントローラーでは、境界ぎりぎりの媒体を最も誤読しやすいのがこの部分で、ロックを失えばCRCエラーになった。