Vault v. Quaid
1988年の米国の事件。シュリンクラップ・ライセンスを有効にするための州法が、連邦著作権法と衝突するとして無効とされた。
Vault Corporationは、出版社がソフトウェアの配布に使うコピープロテクト付きフロッピー「PROLOK」を販売していた。Quaid Softwareの「CopyWrite」はRAMKEY機能で、まさにそのPROLOKディスクを複製できた。Vaultのライセンスは逆コンパイルと逆アセンブルを禁じており、ルイジアナ州はご親切にも、こうした箱の中の条項を有効とする法律を制定していた。
第5巡回区控訴裁判所は動じなかった。著作権法117条は、複製物の所有者にアーカイブ用の複製と翻案を認めており、州法が、箱に入った一枚の紙で連邦法上のその権利を契約で奪うことはできない。CopyWriteには正当な用途もあり、寄与侵害の主張はそれで退けられた。8年後、ProCDはこれとほぼ逆の結論に達する。