IT用語集 › プログラミング › 分散シャドウマップ(VSM)

分散シャドウマップ(VSM)

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-25

深度とその2乗を保存し、チェビシェフの不等式で影の度合いを見積もるシャドウマップ。通常のテクスチャのようにぼかしやフィルタをかけられ、柔らかい影の縁を安く得られる。

通常のシャドウマップはフィルタできない。2つの深度の平均は、2つの影判定の平均と一致しないため、ぼかすと誤った結果になる。ウィリアム・ドネリーとアンドリュー・ラウリツェン(2006年)は、深度の1次と2次のモーメントを保存することでこれを解決した。そこからチェビシェフの不等式により、遮蔽する形状の割合の上限が得られ、影の内か外かの二択ではなく、なだらかな遷移が生まれる。

マップが平均して構わない数値だけを持つので、テクスチャと同じようにプリフィルタ、ミップマップ化、MSAAができる。欠点は、影が重なる場所で光が漏れるライトブリーディングで、ESM、EVSM、モーメントシャドウマップといった派生がこれを抑える。

← 用語集に戻る