アップロード比率
アップロード1本につきダウンロードできる量を制限する、BBSのルール。ただ乗りを防ぐための初期の試み。
ファイルベースが充実したBBSには、ダイヤルして中身を吸い尽くし、二度と戻らない利用者が集まった。シスオペの対抗策が比率制限である。たとえばアップロード1本につきダウンロード3本まで、あるいはキロバイト単位で同量まで、といった具合だ。ソフトウェアが自動で集計し、基準を下回った者は待つか、先に何かをアップロードしなければならなかった。人気のファイルにはボーナスのクレジットが付くこともあり、重複やガラクタは取り消されることもあった。
この仕組みは独自の問題も生んだ。数字を稼ぐために、名前を変えた古いファイル、分割したアーカイブ、ただのゴミが投稿され、シスオペはその掃除に何時間も費やした。エリートアクセスでは比率が免除されることが多かった。同じ論理は今もプライベートなトレントトラッカーに生きており、そこでは比率がアップロードした通信量で測られ、リーチャーは相変わらず悪者である。