ユニセレクター
詳細情報
- 種類
- 機械式パワー増幅器
- 発明者
- H.W.ニーマン
- 発表年
- 1925年頃
- 原理
- キャプスタン/摩擦ドラム
電話交換機の回転式セレクタで、パルス1つにつき1ノッチ進む。初期のコンピュータが入手できた最も安価な読み出し専用メモリでもあった。
電磁石が爪と歯止めで接触子の列の上のワイパーアームを、パルスを受けるたびに1段ずつ動かす。アームは電流が止まった位置にそのまま留まる。1890年代から自動電話交換機のために開発され、ダイヤルからのパルスで加入者の位置までセレクタを進めた。成熟した安価な部品で、コンピュータに必要とされるずっと前から何百万個も作られていた。
そこでコンピュータの製作者は、それをそのまま流用した。EDSACの初期命令(マシンが自分のプログラムを読み込む方法を教える31個の命令)はユニセレクターの上にあり、ブートコードの変更はプログラマーではなくはんだごての仕事だった。ツーゼやベル研究所が電話用リレーでマシン全体を作ったのも同じ理由で、部品が存在し、動き、ほぼ無料だったからである。遅くて騒々しかったが、もちはよく、ユニセレクターはコンピュータが真空管に移行した後も数十年、ピンボール機や自動販売機の中で生き続けた。