ULT形式
Gravis UltraSoundを前提に作られたDOSトラッカー、UltraTrackerのモジュール形式。
UltraTrackerは1993年に登場し、Gravis UltraSoundのために書かれた。最大32チャンネルをハードウェアでミックスできるこのカードは、トラッカーシーンが求めていたものそのものだった。この形式では1行あたりエフェクト列が1つでなく2つあり、サンプルもカードが直接読み込める形で保存された。
それが弱点でもあった。特定のサウンドカード専用のソフトでは利用者が限られる。Scream Tracker 3やFastTracker IIがGUSにも他のカードにも対応すると、UltraTrackerは勢いを失った。今では、OpenMPTなどの現代のプレーヤーが念のために読めるようにしている、脚注のような存在だ。