Travan
詳細情報
- 開発元
- 3M(Imation)
- 発表
- 1995年
- 種別
- テープ規格(1/4インチ、QICベース)
1990年代のデスクトップ・小規模サーバ向けバックアップのため、旧来のQICカートリッジをギガバイト級へ拡大しようとした3Mの試み。
Travanは1995年に3Mが発表し(のちにImationへ分社)、実質的にはQICミニカートリッジを長く、幅広くしたものだった。旧QICテープを読み出せる程度の下位互換性を備えていた。TR-1は400MBで、ラインナップはTravan 40の圧縮時20GBまで伸びた。対象は単体のPCと小規模サーバで、数百ドルの内蔵テープドライブで足りる用途である。
そのニッチが命取りにもなった。書き換え可能なCD、やがてDVD、外付けハードディスク、オンラインバックアップが安くなると、小規模事業者向けにテープドライブを売る相手がいなくなり、Travanは2000年代初頭にはほぼ消えた。データセンターで堅牢なLTOカートリッジが使われ続けたのとは対照的だ。