標準MIDIファイル (SMF)
.midの正体となるファイル形式。タイムスタンプ付きのMIDIメッセージを収め、演奏データをソフトや機器の間で受け渡せるようにする。
1983年のMIDI規格が定めていたのはケーブルのことだけで、曲の保存方法は各シーケンサーメーカーに任されていた。MIDI Manufacturers Associationは1988年にSMFを公開した。元になったのは、Opcodeのデイヴ・オッペンハイムによる形式である。ファイルはチャンクの連なりで、MThdがフォーマットと4分音符あたりのティック数(分解能)を示し、各MTrkが可変長整数で符号化されたデルタタイム付きのイベントを保持する。
フォーマット0はすべてを1トラックにまとめ、フォーマット1は複数の並行トラックを持つ。独立したパターンを扱うフォーマット2は、ほとんど誰も使わない。メタイベントでテンポ、拍子、テキスト、歌詞を運べるので、.karファイルがカラオケに使われるようになった。この形式は40年近くほとんど変わらずに生き延び、あらゆるDAWが読み込める。たいていはGeneral MIDIの音色配列と組み合わせて使われる。