ST-506
1980年にSeagateが出したハードディスクのインターフェース。符号化はホスト側カードのコントローラに任せ、ドライブ自体はヘッドとプラッタだけだった。
名前の由来は、同じ型番を持つSeagateの5MBドライブである。インターフェースは意図的に「頭が悪く」作られていた。ドライブは、制御用とデータ用の2本のリボンケーブルで、生のアナログデータストリームをやり取りするだけ。それをMFM(5Mbit/s)にするかRLL(7.5Mbit/s)にするかは、マザーボード側のコントローラが決めた。そのためドライブとコントローラは別々に買うことになり、互換性の問題がついて回った。
バッファ付きシークを加えたST-412は、1980年代を通じてPC、XT、ATの事実上の標準となった。コントローラをドライブ側に移したIDEが登場すると、符号化はディスク自身の内輪の話になり、ST-506は役目を終えた。