Spyglass
MosaicをMicrosoftにライセンスし、それがInternet Explorerとして無料配布されるのを見届けた会社。
Spyglassは1990年にイリノイ州シャンペーンで、イリノイ大学の技術を事業化するために設立され、1994年に同大学のブラウザMosaicのライセンス権を得た。同年Microsoftが契約し、条件は一括料金と売上の分配だった。Internet Explorer 1.0はSpyglassのコードを基に作られ、バージョン情報には長らく「Based on NCSA Mosaic」と表示された。
落とし穴は、MicrosoftがブラウザをWindowsに同梱して無料で配ったため、売上分配がほぼゼロになったことだ。Spyglassは1997年に800万ドルで和解し、組込み分野へ転じて、2000年にOpenTVに買収された。契約書の「売上」の定義をよく読めという教訓である。