スピンアップ時間
回転する機器が電源投入から定格回転に達して読み取り可能になるまでの時間。1台なら些細だが、100台では電源の問題になる。
ハードディスクは、何かを読む前にプラッタを動作回転数(毎分5,400〜15,000回転)まで上げなければならず、これに4〜15秒かかる。起動時の電流はドライブの中で最大で、スピンドルモーターは慣性に打ち勝つ瞬間にもっとも電力を消費する。
ディスクシェルフが段階的スピンアップ(SATA/SASのPUIS、「スタンバイで電源オン」)を使うのはこのためだ。全台が一斉に起動するのではなく、指示に応じて1台ずつ起動する。そうしないとラック全体で電源ユニットが落ちかねない。省電力のアイドルでも同じ待ち時間が代償になる。ヘッドをランディングゾーンに退避させてプラッタを止めればワット数は減るが、次のシークにスピンアップのレイテンシが加わる。