すべてのオブジェクトを互いに総当たりで調べるとO(n²)になる。10個なら問題ないが、1万個では破滅的だ。空間分割はオブジェクトを位置で索引付けし、衝突や可視性の問い合わせが、調べたい地点の近くのセルだけに触れるようにする。
空間の切り方は構造ごとに違う。一様グリッドは等しいセルに分け、四分木や八分木はオブジェクトが密集する場所を再帰的に細分化し、BSPツリーは任意の平面で切る。いずれもメモリと更新コストを払って問い合わせを大幅に安くする仕組みで、衝突判定のブロードフェーズや視錐台カリングの裏側で使われている。