ショベルウェア(Shovelware)
選別もなくシャベルで放り込むように詰め合わせたソフトウェア。中身ではなく量で売る製品を指す。
この言葉が定着したのは、1990年代前半のCD-ROMブームだ。1枚に650MBも入るのに、何を詰めればいいのか誰にもわからなかった。出た答えが「ゲーム1001本!」や「フォント5000種!」で、シェアウェアやクリップアート、体験版をFTPサーバーからマスターディスクへ放り込み、1本のファイルも動作確認しないまま売った。量だけが売り文句だった。
この概念はその後、他の分野にも広がった。公開日に間に合わせるため6か月で作られる映画のタイアップゲーム、新品のノートPCにプリインストールされた体験版、アプリストアにあふれる似たり寄ったりの懐中電灯アプリなどだ。姉妹語のベーパーウェアは逆の失敗を指し、約束されながら、シャベルで放り出されることすらなかったものをいう。