SAA1099
1980年代半ばのフィリップス製6チャンネル・ステレオ音源チップで、Game Blaster カードと SAM Coupé の心臓部。
SAA1099 は PSG(プログラマブル・サウンド・ジェネレーター)で、矩形波6チャンネルとノイズ発生器2基を持ち、当時としては珍しくステレオ・パンニングを内蔵していた。フィリップスは安価に販売し、1987年に Creative Labs がこれを2個載せたのが Game Blaster(Creative Music System)、Sound Blaster が登場する前の同社初のサウンドカードである。
このチップは英国のSAM Coupé(1989年)で第二の人生を得た。1個で6音をステレオで鳴らし、競合機が採用したAY-3-8910を明らかに上回った。チップチューンの作曲者にとって本当の贅沢はステレオの広がりで、音を中央に押し込まず左右に散らせた。