ロバート・N・M・ワトソン
サンドボックスの発想がAppleのOSに採り入れられ、ハードウェア研究ではメモリバグをプロセッサの段階で不可能にすることを目指す FreeBSD 開発者。
ワトソンは2000年頃に TrustedBSD を始め、FreeBSD の強制アクセス制御フレームワークを書いた。Apple はこれを Mac OS X に取り込み、現在 iOS のすべてのアプリを閉じ込めているサンドボックスの土台になった。2010年にはジョナサン・アンダーソン、ベン・ローリー、クリス・ケナウェイとともに Capsicum を発表している。Unix カーネルにケイパビリティを導入し、プログラムが自分から権限を捨て、本当に必要なファイル記述子だけを手元に残せるようにした。
ケンブリッジでは、ピーター・ノイマンや SRI とともに CHERI を率いている。ポインタ自身が範囲と権限をハードウェアの水準で持つプロセッサアーキテクチャだ。Arm はこの発想で2022年に試作チップ Morello を作った。普及すれば、バッファオーバーフローは侵入ではなく、単なるクラッシュで済むようになる。