再ライセンス(Relicensing)
既存プロジェクトのライセンスを変えること。著作権者全員の同意か、それをあらかじめ認めるCLAが必要になる。
コミュニティ主導のプロジェクトでは、骨の折れる作業だ。Mozillaは貢献者を何年も探し回って、2004年にようやくコードベースを三重ライセンスにできた。VLCは2011年頃、libVLCをGPLからLGPLへ移すために数百人の開発者に連絡をとった。OpenStreetMapは2012年のODbL移行に同意しなかった貢献者のデータを削除した。Linuxカーネルは、現実的にはライセンスを変えられない。作者のうち何人が存命かさえ、誰にも分からないからだ。
全コードを自社で保有する企業なら、午後一つで済む。Elasticは2021年にApache 2.0からSSPLへ、HashiCorpは2023年にMPLからBSLへ、Redisは2024年にBSDからソースアベイラブルの二本立てへ移行した。その結果、三者ともフォークを生んだ。OpenSearch、OpenTofu、Valkeyである。ElasticとRedisは、のちに選択肢としてAGPLも加えている。