リアンプ
ギターをドライ(アンプを通さない音)で録っておき、ミックスの段階で本物のアンプに送り返す手法。どんな音にしたいかが分かってから決められる。
ギターはDIボックス経由で録音し、参考としてマイクで拾ったアンプの音を併録することも多い。後でそのドライ音をオーディオインターフェースから出力してアンプに入れ、マイクで拾って再び録音する。ギタリストが1音も弾き直さなくても、音色を後から変えられる。変わるのはアンプ、マイクの位置、部屋だけだ。
難点は、ライン出力がローインピーダンスで信号レベルが高いのに対し、ギターアンプはその逆を想定していることだ。リアンプボックス(エンジニアのジョン・クニベルティが1990年代に製品名として定着させた言葉)は、トランスでレベルを下げ、インピーダンスを上げ、グラウンドループを断ち切る。近年は同じ作業を、アンプシミュレーターとスピーカーキャビネットのインパルス応答を使って、コンピューター内で完結させることも多い。