読み書きヘッド
プラッタの数ナノメートル上を浮上し、磁気パターンとビットを相互に変換する微小な電磁トランスデューサー。
読み書きヘッドはアームの先端にあり、回転するプラッタの数ナノメートル上を空気のクッション(密閉型ドライブでは今日ではヘリウム)に乗って浮上している。書き込み時は小さな領域をどちらかの向きに磁化し、向きが切り替わる磁束反転が、FM、MFM、RLLといった方式に従って情報を表す。初期のヘッドは、書き込みも読み取りも行う単純な誘導コイルだった。
1990年代以降は役割が分かれ、書き込みは誘導素子、読み取りは別の磁気抵抗センサー(MR、のちにGMRとTMR)が担当する。高密度化で弱くなる磁場には、抵抗型センサーの方が感度が高く対応できるからだ。ヘッドが表面に触れてはならないのは絶対条件で、全速回転中の接触はヘッドクラッシュとなる。