ラスタータイム
ルーチンが1フレームのどれだけを使うかをスキャンライン数で測り、コードの実行中にボーダー色を変えて可視化する手法。
PALのC64では、VIC-IIは1フレームに312ライン、1ライン63サイクルを描く。次のフレームまでに使えるのは19,656サイクルだ。考案された中でいちばん単純なプロファイラは、ルーチンの開始時にボーダーレジスタ$D020へ色を書き込み、終了時に元へ戻すというもの。ボーダーに現れる色の帯が、そのコードが何ラインを消費したかをそのまま示す。
デモコーダーやミュージシャンはラスタータイムを通貨のように扱う。3ラインで済む音楽プレイヤーは10ラインかかるものに勝る。残りがエフェクトに回せるからだ。バッドラインやスプライトはサイクルを奪うので、帯はギザギザになる。この縞が、うっかり製品版のゲームやデモに残っていたこともあり、今では開発者の有名な指紋になっている。