pyOCD
Cortex-M向けのPython製デバッグ・書き込みツール。チップのサポートはベンダーのCMSISパックから直接取り込む。
pyOCDはArmのmbedチームから生まれた。CMSIS-DAPプローブを搭載した開発ボードを、プラットフォームを問わず書き込み・デバッグする手段が必要だったからだ。ライセンスはApache 2.0で、コマンドラインからもPythonライブラリとしても使える。1つのスクリプトで書き込み、実行、結果の回収を一巡させたいテスト環境で人気がある。
OpenOCDとの主な違いは、チップの知識がどこにあるかだ。手作業で保守される設定ファイルの代わりに、ベンダー自身がメモリマップとフラッシュアルゴリズムを記述したCMSIS-Packをダウンロードして使う。これにより数千種のCortex-Mに対応できる一方、他のアーキテクチャには一切対応しない。プローブはCMSIS-DAP、ST-Link、J-Linkが使え、内蔵のGDBサーバーが残りのツールチェーンとの橋渡しをする。