印字ハンマー
インパクトプリンタで、活字が通過する瞬間に紙とリボンを叩きつけるソレノイド駆動のハンマー。
ラインプリンタでは、ハンマーが列ごとに1本ずつ、幅広の用紙なら132本も並ぶ。活字は回転するドラム、チェーン、ベルト上を高速で流れ、文字が位置に合った瞬間に各ハンマーが打つ。そのため1行が1回転で印字され、これが毎分千行という速度と機関銃のような騒音の秘密である。
すべてはタイミングで決まる。1ミリ秒外れると、文字がずれるか薄くなる。デイジーホイール式は、ホイールが正しい文字をハンマーの前に回してくれるのでハンマー1本で済み、ドットマトリクス式はハンマーを小さなピンの列に置き換えた。衝撃で打つからこそカーボンコピーが取れた。レーザーやインクジェットにはできない芸当である。