プリスケーラ
タイマや周辺機能の手前に置かれる分周器。クロックを遅くして、カウンタがすぐにオーバーフローしないようにする。
72 MHz を直接入力した16ビットタイマは、1秒間に1,000回以上も一周してしまい、大半の用途には速すぎる。そこでプリスケーラが先にクロックを分周する。7,200 で割ればカウンタは 10 kHz で進み、最長約6.5秒まで計測できる。STM32 では PSC に書き込むが、実際の分周比はレジスタ値に1を足したものになり、タイミングの1ずれバグの定番の原因だ。古いAVRでは、1、8、64、256、1024という固定の段階しか選べない。
選択は分解能と範囲のトレードオフである。分周比が小さければ時間刻みは細かいが測れる間隔は短く、大きければその逆になる。同じ考え方は、UARTのボーレート生成器やADCクロックにも現れる。