プレートリバーブ
吊り下げた鋼板を振動させ、その響きの減衰を録音して作る残響。
プレートが登場する前、スタジオで残響が欲しければ本物のエコールーム、つまりスピーカーとマイクを置いたタイル張りの部屋が必要だった。1957年、ドイツのEMTがEMT 140を発売する。約2平方メートルの薄い鋼板を枠に張り、中央にドライバー、端近くに接触式ピックアップを配置したもので、ダンピングパッドを近づけたり離したりして減衰時間を決めた。
音は密度が高く明るく、部屋のような明瞭な初期反射がない。1960〜70年代を通じてボーカルやスネアに使われた。本体は数百キロもあり、廊下の足音にも反応した。現在はアルゴリズミックリバーブか、現存する機材から採ったインパルスレスポンスで再現される。