ピクスマップ(X11)
Xサーバー内に存在するが直接表示されることのない画像。ウィンドウの、目に見えない兄弟分である。
X11には描画対象となる面が2種類あり、まとめてドローアブルと呼ばれる。ウィンドウとピクスマップである。ウィンドウは画面に現れるが、ピクスマップはサーバーのメモリ上にある。どちらも同じ描画要求を受け付けるので、プログラムはピクスマップ上で1フレーム分を組み立ててから、一気にウィンドウへコピーできる。これがX流のダブルバッファリングで、ほかに手段がなかった時代のちらつき対策だった。深さ1ビットのピクスマップはビットマップと呼ばれ、マスクやカーソル形状に使われる。
メモリはサーバー側にあるが、ピクスマップの持ち主はクライアントである。そのため、解放し忘れるとXサーバーが肥大化し、topで責められるのはサーバーのほうになる。Compositeエクステンションの下では、すべてのウィンドウが実質的にピクスマップとなり、ウィンドウマネージャがそれを合成する。