PIN試行カウンタ
誤入力が重なるとオフラインPINをロックする、カードのチップ上のカウンタ。通常は3回まで。
上限はカードのパーソナライズ時に発行会社が設定し、チップは誤入力のたびに残り回数を減らす。端末はEMVタグ9F17から現在値を読み取れ、正しく入力すれば上限値に戻る。ゼロになるとチップはそれ以上PINを確認せず、端末はTerminal Verification Resultsにその旨を記録する。カウンタはカード上にあるため、どの店でどの国で間違えたかに関係なく、ロックはカードに付いて回る。
解除には、オンライン取引の最中に発行会社が署名付きのイシュアスクリプトをカードへ送る必要があり、実際にはATMで行うことが多い。ロックアウトの後に「ATMで正しいPINを入力しなさい」とよく言われるのはこのためだ。カード業界のセキュリティ機構のなかで、誰もが想像するとおりに動く数少ない例である。