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ピエゾインクジェット

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-23

結晶が液滴を機械的に押し出す方式のインクジェット。インクを沸騰させることはない。

圧電素子は電圧をかけると変形する。これをインク室の壁に置くと、液滴をノズルから絞り出せる。駆動波形を調整すれば液滴の大きさを変えられ、写真の細部には小さな滴を、面を塗りつぶすには大きな滴を使う。この方式は1970年代にZoltanやKyserらが記述したが、1993年にMicro Piezoとして一般向け製品にしたのはエプソンで、キヤノンとHPの熱気泡方式に対抗した。

違いは物理だけにとどまらない。インクを加熱しないので、沸騰に耐える必要がなく、顔料、溶剤、UV硬化インクのどれも使える。産業用や大判の印刷がほぼすべてピエゾなのはそのためだ。ヘッドもカートリッジと共に捨てるのではなく、プリンタの寿命まで使うよう作られている。運用費は安いが、詰まると容赦がない。ピエゾヘッドで乾いたインクは、消耗品ではなくプリンタ本体の問題になる。

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