位相相関メーター
左右のチャンネルがどれだけ似ているかを+1から−1の目盛りで示すメーター。つまり、そのミックスがモノラル再生に耐えるかを教えてくれる。
+1なら両チャンネルは同一で、実質モノラルだ。0付近は無関係な状態で、広がりのあるステレオ録音ではごく普通である。0を下回ると両者が互いに打ち消す方向に働き始め、スマートフォンのスピーカー、クラブのサブシステム、古いラジオなどでモノラルに合算された瞬間に中身が消える。片チャンネルだけ極性が反転したベースが、丸ごと消えることもある。
このメーターはほぼ必ずゴニオメーターやベクトルスコープと並んで置かれ、同じ情報を形で描く。モノラルなら縦線、逆相なら横線だ。もとは放送用の古い道具だが、ステレオ拡張プラグインのおかげでモノラルでは存在しないミックスを簡単に作れるようになり、新たな出番を得た。