ピーター・ガットマン
詳細情報
- 所属
- オークランド大学
- 代表的な業績
- ガットマン法、cryptlib、PKI批判
本人は誰にも実際に使ってほしくなかった「35回上書き」消去法に名前を残した、ニュージーランドのセキュリティ研究者。
1996年の論文「Secure Deletion of Data from Magnetic and Solid-State Memory」で、ハードディスク上のデータが上書き後も残りうることを示し(残留磁気を参照)、当時のさまざまな符号化方式を網羅する35種類のパターンを提案した。するとディスク消去ツールがたちまち「ガットマン法」をメニューに加えた。本人はのちに、これは種類のわからない旧式ドライブ向けの話で、現代のハードウェアならランダムデータの数回の上書きで十分だと繰り返し指摘している。
ライブラリcryptlibの作者でもあり、PKIとX.509の辛辣な批判者としても知られる。安全にするための部分以外はすべて正常に動く技術、というのが彼の評である。著書『Engineering Security』で論をまとめている。