PayTo
オーストラリアのデジタル決済委任。利用者が自分の銀行アプリ上で承認・一時停止・取消を行える。
従来の口座振替は事後の信頼で成り立っている。加盟店がどこかに委任状を保管して引き落とし、問題が起きたら顧客が苦情を言う。2022年にNew Payments Platform上で始まったPayToは、この順序を逆にした。加盟店が金額・頻度・目的を添えて委任を申請し、顧客が自分の銀行で承認し、引き落としのたびにリアルタイムで委任との照合が行われてから実行される。
狙いは老朽化したBECSのダイレクトエントリーを置き換えることで、発想は英国のVRPに近い。普及は計画より遅れている。各銀行が自前で委任管理画面を作らなければならないためだ。よくある話で、決済システムは数年で作れても、40の銀行に同じボタンを作らせるにはもっと時間がかかる。