MusicXML
楽譜用のXML形式で、連桁や臨時記号、声部を失わずに、ある記譜ソフトの作品を別のソフトで開けるようにする。
2004年にマイケル・グッドと彼の会社Recordareがバージョン1.0を公開した。それまで共通言語といえばMIDIファイルしかなかったが、MIDIが記述するのは音がいつ鳴るかであって、どう書かれているかではない。嬰ヘと変ト音は同じ鍵盤であり、三連符は妙な位置に置かれた3つの音になってしまう。MusicXMLは、綴りやスラー、歌詞、改ページまでを含む記譜そのものをXMLで保持する。
これは事実上の標準となり、Finale、Sibelius、MuseScore、Dorico が対応した。2011年にMakeMusicがRecordareを買収し、2015年には仕様がW3Cのコミュニティグループに移った。往復変換が完全に無損失であることはまれで、レイアウトについてはどのソフトにも独自の流儀があるが、それでもオーケストラの総譜を手で入力し直すよりはずっとましだ。