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モルデハイ・グリ(Mordechai Guri)

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-25

どこにもつながっていないコンピュータからデータを抜き出す手法を、一つのジャンルにまで育てたイスラエルの研究者。

2010年代半ばから、ネゲヴ・ベン=グリオン大学のグリはエアギャップ環境のマシンへの攻撃を次々と発表してきた。2014年のAirHopperはグラフィックカードにFMラジオ電波を出させて近くのスマートフォンで受信し、2015年のGSMemはメモリバスをGSM送信機に変え、同年のBitWhisperは隣り合った2台のPC間で熱によりビットを伝えた。その後もファンの騒音(Fansmitter)、ハードディスクのLED(LED-it-GO)、電源線(PowerHammer)、RAMから出るWi-Fi信号(AIR-FI)、SATAケーブル(SATAn)と続いた。

いずれも対象のマシンがすでに感染していることが前提で、帯域は毎秒数ビットということも多い。ただ、肝心なのはそこではない。論文の一本一本が「隔離されたコンピュータは安全だ」という通念を削り、TEMPEST問題が消えていないことを思い出させる。

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