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Modular Crypt Format

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-22

パスワードハッシュ自身がどのアルゴリズムで作られたかを示す、$id$salt$hash形式の慣習。

元のUnixのcrypt()が知っていたのはDESと2文字のソルトだけだった。1994年にPoul-Henning KampがFreeBSD向けにMD5-cryptを書いたとき、新旧のハッシュを見分ける手段が必要になり、答えとして選ばれたのが接頭辞$1$である。以後一覧は増え、bcryptの$2b$、Ulrich Drepperが2007年に作ったSHA-cryptの$5$と$6$、現在多くのLinuxディストリビューションで既定となったyescryptの$y$などがある。

実際には標準というより、きちんと文書化されないまま共有されている取り決めで、各アルゴリズムがフィールドを少しずつ違って解釈する。それでも重要な役目は果たしている。/etc/shadowに複数のアルゴリズムが混在でき、ユーザーが次にログインしたときにハッシュを更新できるのだ。Password Hashing CompetitionによるPHC文字列形式はこれを整理する試みで、$argon2id$v=19$m=65536,t=3,p=4$…のように名前付きパラメータを持つ。

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