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パスワードハッシュ競技会

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-23

bcrypt や PBKDF2 より優れたパスワードハッシュを世に送る目的で2013〜2015年に開かれた公開コンテストで、結果として生まれたのが Argon2 である。

発案者はジャン=フィリップ・オマソンで、暗号研究者のパネルが運営し、政府機関は関与していない。NIST の AES や SHA-3 の選定競技がお手本だった。出発点となった問題意識は、PBKDF2 は GPU で容易に並列化でき、bcrypt はメモリを多く食う設計にできず、scrypt はパラメータの見積もりが難しい、という点だった。

応募は24件。2015年7月に Argon2 が優勝と発表され、Catena、Lyra2、Makwa、yescrypt が特別表彰を受けた。Argon2 は後に RFC 9106 として標準化され、OWASP も推奨している。公的な地位のないコンテストが事実上の標準を決めたこと自体、それ以前の状況がいかに悪かったかを物語る。

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