mIRC
ある世代にとって「IRC」そのものだったWindowsクライアント。1995年にKhaled Mardam-Beyが公開し、30年後の今も開発が続いている。
シェアウェアで、登録を促す表示が伝説的になった。大半の人は何十年も一銭も払わずに使っていた。強みは内蔵スクリプト言語のmIRC Scriptで、.mrcファイルに書く独自構文により、プログラミングがろくにできない人でもボット、ゲームルーム、ファイルサーバー、トリガー応答を作れた。warezシーンのDCCによるファイル配布はすべてmIRCスクリプトで動いていたし、クイズゲームの類のチャンネルボットも無数にあった。タブ付きウィンドウ、カラーコード、カスタムのポップアップメニューという画面は、Discord以前の人々がチャットを思い浮かべる形を決めた。今も更新されている事実は、これを置き換えられたクライアントがいかに少ないかを物語る。