DCC
IRCのクライアント同士がサーバーを介さず直接話せるようにする拡張。1980年代後半から、IRCにおけるファイル転送の土台である。
交渉は、サーバー経由の通常のCTCPメッセージで行う。送信側が自分のIPアドレスとポート番号を伝え、受信側がそこへ直接接続する。以後サーバーは完全に蚊帳の外となり、速度は最大でログも残らない。ただしアドレスが相手に見えてしまううえ、受信側がファイアウォール越しに到達可能でなければならない。パッシブDCCは役割を逆転させてNAT問題を回避する。DCC CHATは仲介なしの私的な会話、DCC SENDはファイル転送を担う。スクリプトで動くファイルサーバーと組み合わさり、1990年代のIRCは世界有数のファイル配布経路になった。