mesg (Unix)
他のユーザーが自分の端末に直接書き込んでよいかを決めるUnixのコマンド。共用マシンの「取り込み中」の札である。
初期のUnixでは端末は/dev以下のファイルで、writeやtalk、wallは、そのファイルに単に書き込むことで動いていた。mesg nは自分の端末デバイスからグループの書き込み権限を外し、mesg yで元に戻す。引数なしで実行すると、今どちらの状態かを教えてくれる。この仕組みはプロトコルですらなく、ただの通常のファイル権限だという点が、いかにもUnixらしい。
この盾には意図的な穴があった。rootは権限を無視するので、マシンの停止を知らせるwallは拒否していても届く。このコマンドはPOSIXで規定され、今もすべてのLinuxディストリビューションに含まれている。もっぱら、端末のない状態で実行したログインスクリプトの警告として目にすることが多い。