ミーム
模倣と変異によって広がる文化の単位。リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』(1976年)で遺伝子の類比として作った語で、今ではインターネット・ミームを指すことが多い。
あるものがミームになるかどうかは内容ではなく、他人が自分の中身を入れられるテンプレートであるかで決まる。画像マクロ、動画の編集パターン、文型など、元ネタを知っていることが前提になる形式だ。作りやすく、わかると嬉しい変種ほど広まる。これはドーキンスが述べた進化モデルそのものと言っていい。寿命は劇的に短くなった。かつて数か月続いた型が、今ではプラットフォームのレコメンドに飽和されて数日で燃え尽きる。記録の定番はKnow Your Meme。いまや娯楽だけでなく、マーケティングや政治広報でも使われる。