モーリス・ウィルクス
詳細情報
- 生誕
- 没
- 代表的業績
- EDSAC、マイクロプログラミング
- 国籍
- イギリス
フィラデルフィアの夏期講習から帰国し、毎日実用に使われる世界初のプログラム内蔵式コンピュータを作った。
ウィルクスはケンブリッジ大学数学研究所を率いていたが、1946年夏のムーア・スクール講義に追加枠で参加できた。ENIACのチームが得た知見を解説した講座である。帰りの船でフォン・ノイマンのEDVAC報告書を読み、EDSACを作り上げ、1949年5月6日に稼働させた。マンチェスター・ベビーはその10か月前に動いていたが、ベビーは実験だった。EDSACは研究所の他の人々の利用に供され、仕組みを知らない人のために日常業務をこなした最初の機械になった。
1951年にはさらに2つが生まれた。1つはマイクロプログラミングで、命令セットを配線論理ではなく高速な読み出し専用メモリ上の小さなプログラムとして持たせ、配線後でも変更できるようにする考え方だ。もう1つはデイヴィッド・ホイーラー、スタンリー・ギルとの共著で、世界初のプログラミング教科書である。出来合いのサブルーチン・ライブラリという発想を紹介した。チューリング賞は1967年に贈られた。
職業の最も正直な自己描写を残したのも彼だ。1949年のある日、紙テープを手に機械室への階段を上っていたとき、残りの人生の相当部分は自分のプログラムの誤りを探すことに費やされるだろうと気づいたという。