ローレン・コーンフェルダー
詳細情報
- 所属
- MIT、Microsoft、Google
- 主な業績
- 証明書の概念(1978年)、STRIDE(1999年)
1978年の学部卒業論文で「証明書」を考案し、その20年余り後にはMicrosoftでSTRIDEを世に送り出した人物。
1976年にディフィーとヘルマンが公開鍵のディレクトリを提案したが、MITの学生だったコーンフェルダーは卒業論文『Towards a Practical Public-key Cryptosystem』で、中央ディレクトリはボトルネックであり攻撃目標にもなると指摘した。信頼できる第三者が名前と鍵の結びつきに署名すれば足りる、というのが彼の解で、この署名付きの記録を証明書と名付けた。X.509も現代のPKIも、この発想の上に立っている。
1999年にはMicrosoftでPraerit Gargとともに社内文書を書き、脅威モデリングの出発点として今も標準的なSTRIDEを提唱した。のちに『Designing Secure Software』(2021年)も著している。分野を支える柱を2本も立てながら、業界の外ではほとんど名を知られていない。