コツは、リアルタイムでは何も計算しないことだ。効果の実行前に、1つのレンズ分のルックアップテーブルを作っておく。円の内側の各ピクセルについて、そこに表示する背景のピクセルを記録し、中心に向かってずらして拡大した印象を出す。実行時は、レンズの現在位置にテーブル経由でピクセルをコピーするだけだ。トンネル効果をはじめ、多くの事前計算型効果と同じ発想である。
レンズは1990年代前半のPCデモの定番で、VGAの256色モードによってピクセルコピーが安くなったことで広まった。たいていは画面の中を跳ね回り、できればグループのロゴの上を通る。初めて見たときは新鮮で、50回目には先が読める動きだ。