Kobbi Nissim
詳細情報
- 所属
- ジョージタウン大学(以前はベン=グリオン大学)
- 主な業績
- 差分プライバシー、再構成攻撃
- 受賞
- 2017年ゲーデル賞
「匿名化」された統計が情報を漏らすことを最初に証明し、その対策の確立にも加わったイスラエルの計算機科学者。
2003年、NissimとIrit Dinurは、統計機関が聞きたがらない事実を示した。データベースに十分な数の問い合わせができ、回答が十分に正確なら、中身のほぼ全体を復元できる。名前を消しても意味はない。この再構成攻撃により、ノイズは妥協ではなく必須条件だと明らかになった。
3年後に答えが出た。Cynthia Dwork、Frank McSherry、Adam Smithとの共同研究による差分プライバシーで、どれだけのノイズで足りるかを厳密に定義した。この研究グループは2017年にゲーデル賞を受賞している。Nissimはその後、この考え方を法制度に落とし込む研究に取り組み、GDPRの匿名化要件を数学的にどう解釈できるかも検討している。