キルファイル
Usenetの読者が「見たくないもの」のパターンを書いておくファイル。ブロック機能の祖先で、モデレーションという言葉が出る前からあった。
この機能は1980年代初頭、Larry Wallのニュースリーダーrnとともに登場し、ファイル名もそのままKILLだった。中身は送信者や件名、スレッド全体に対する正規表現で、一致したものは目に入る前に隠される。Usenetには中央の管理者がいなかったため、これこそがモデレーションの仕組みだった。各自が自分だけの沈黙を作り、同じグループにいても人によってまったく違う議論が見えていた。誰かを登録したと公に告げるときは*plonk*と書いた。人がファイルに落ちる音の擬音である。この原理は、以後のあらゆるミュート、ブロック、ワードフィルタに受け継がれている。