ケン・トンプソン
詳細情報
- 生年月日
- 主な業績
- Unix・B言語の開発、Goの共同設計
- 受賞
- チューリング賞(1983年)
1969年、お下がりのPDP-7で最初のUnixを1か月で書き上げ、15年後には「コンパイラは信用できない」ことまで示した人物。
ベル研究所が頓挫しかけたMulticsから手を引いたあと、トンプソンはずっと単純なシステムを独力で作った。小さなプログラムが一つのことだけを行い、テキストストリームでつながるという思想は、Unixとなり、Linux、macOS、BSDの土台になった。Cの前身であるB言語や、実用的な正規表現の実装も彼の仕事である。
1984年のチューリング賞講演「信頼を信頼することについての考察(Reflections on Trusting Trust)」では、コンパイラに仕込んだバックドアが、新たに作られるコンパイラへ自分自身を埋め込み続ける仕組みを示した。ソースコードのどこにも痕跡は残らない。結論は、信頼できるのは自分で一から作った道具でコンパイルしたコードだけ、というものだ。Google在籍中にはGoの設計者の一人となった。