ジョセフ・モーボルニュ
鍵の再利用をなくすことで、バーナム暗号を解読不能にした米陸軍の通信将校。
1910年代、ギルバート・バーナムは鍵を紙テープから読み込むテレプリンター用の暗号を作った。テープは輪にされていたため同じ鍵が何度も巡ってきて、暗号は破れてしまった。モーボルニュは、メッセージと同じ長さの真にランダムな鍵を使い、決して再利用しないことを提案した。実質的にはワンタイムパッドであり、これは今も解読不能であると証明できる唯一の暗号である。
モーボルニュは後に通信隊長官となったが、教科書に名前が出る頻度はバーナムよりずっと少ない。やや不公平である。方式を実際に安全にしたのは彼の着想だったのだから。特許と名声の多くはバーナムのものになったが、肝心なのは改良のほうだ。