イェンス・シュトゥーベ
詳細情報
- 国
- ドイツ
- 代表的業績
- hashcat(2009年)、WPA/WPA2に対するPMKID攻撃(2018年)
グラフィックカードをパスワードクラックの標準装備に変えたツール、hashcatを作ったドイツ人開発者。
ハンドル名はatom。2009年に高速なCPU向けクラッカーとしてhashcatを公開した。やや遅れてGPU版のoclHashcatが登場し、数千の並列コアが流出したハッシュ・データベースに何をするかを見せつけた。両者は統合され、2015年にMITライセンスで公開された。現在のhashcatは数百種類のハッシュ形式と、ルールを使った辞書攻撃に対応しており、「工夫した」つもりのパスワードの大半が悲しいほど予測可能であることを示している。
2018年、WPA3を調べていたシュトゥーベは、ローミング機能を持つWPA/WPA2ネットワークが最初のEAPOLフレームでPMKIDを漏らすことに気づいた。これだけでネットワークのパスワードをオフラインで解読できる。クライアントの接続を待つ必要も、誰かを切断させる必要もない。後継規格のバグ探しから出てきた副産物だった。