ヤン・クリスラー(Jan Krissler / starbug)
生体認証の錠を破る公開実演を恒例にしてきたCCCのハッカー。道具は木工用ボンド、レーザープリンタ、そして写真である。
starbugの名で知られるクリスラーは、2013年にAppleがiPhone 5sでTouch IDを発表した当時、Chaos Computer Clubの生体認証チームを率いていた。チームは数日のうちに、ガラス面から撮影した指紋を印刷してラテックスで型取りし、端末のロックを解除した。結論は、指紋はパスワードではなくユーザー名だ、というものである。あちこちに残り、変更もできない。
翌年の31C3では、数メートル離れた場所で撮られた報道写真から、当時の独国防相ウルズラ・フォン・デア・ライエンの親指の指紋を再現した。2018年にはロウの手で静脈認証を欺いた。主張は毎回同じで、そのたびにベンダーは「うちのセンサーはもっと安全だ」と答えている。