IS-IS
Intermediate System to Intermediate System。OSPFと同じ系統のリンクステート型ルーティングプロトコル(IGP)だが、出自はOSIの世界にある。シンプルでスケールしやすいことから、大規模な通信事業者網やデータセンターで主流となっている。
OSPFと同様に、トポロジーデータベースを構築し、ダイクストラ法で最短経路を求める。階層構造も持つ(レベル1はエリア内、レベル2はエリア間のバックボーンで、OSPFのエリアに相当)。違いは、IS-ISがIPの上ではなくL2上で直接動くことだ。そのためプロトコルに依存せず拡張しやすく、IPv6への対応も簡単だった。事業者に好まれる理由の一つである。さらに、非常に大規模なネットワークへ拡張するのにも、より単純で堅牢だとされる。Tier-1事業者やハイパースケーラーの多くがIGPにIS-ISを使う一方、企業ではOSPFのほうが一般的だ。どちらも妥当な選択で、決め手は環境と慣習であることが多い。