ircd
IRCのサーバープログラム。1988年のヤルッコ・オイカリネンによる原典と、各ネットワークがそれぞれ運用するようになったフォーク群を指す。
オイカリネンは1988年8月にオウル大学で最初のサーバーを書き、そのコードは翌年にかけて他の大学へ広まった。サーバーはループのない木構造でつながれ、メッセージは受信者のいるサーバーまで枝をたどって届く。設定は ircd.conf に書き、リンク、オペレータ、BANをそれぞれ1文字の行で表した。
EFnetが分裂して新しいネットワークが生まれるたびに、それぞれが独自の系統を持った。Undernetのircu、IRCnetのirc2、EFnetのhybridとのちのratboxだ。サーバーコードの違いは、各ネットワークの挙動がなぜ違うか、たとえばネットスプリットでチャンネルが乗っ取られずに済むのはどれか、をかなり説明してくれる。現在のLibera.Chatが使うSolanumも、同じ系譜の遠い子孫だ。